検索エンジンに「武蔵小山」といれると「何区」という検索候補が出てくるので武蔵小山が何区なのか気になる人も多いようです。武蔵小山エリアで生まれ育った私が詳しく、分かりやすく解説します。
「武蔵小山」は品川区と目黒区にまたがるエリア
駅は品川区の「端」にある
武蔵小山エリアの中心である東急目黒線の武蔵小山駅は東京都品川区に位置しています。品川区小山(こやま)に駅が立地しています。
目黒線は「目黒」という名前に反して、実は多くの区間が品川区内を走っています。目黒線で目黒区内に駅があるのは洗足駅のみです。
エリアとしては品川区・目黒区にまたがっている
武蔵小山駅は品川区に立地しているものの、駅から数百メートル西に移動すると目黒区目黒本町(めぐろほんちょう)に入ります。「武蔵小山エリア」という視点で見ると、品川区だけでなく目黒区にもまたがるエリアと言えます。目黒線の線路も品川区と目黒区の区境に沿うような場所を通っています。
武蔵小山駅近くに東天地本通りという飲み屋街がありますが、この通りのちょうど真ん中を区境が通っているため片側は品川区、もう片側は目黒区です。近隣でも最も大きな公園である林試の森公園(都立公園)も公園内を区境が通っています。
ちなみに、お隣の西小山駅も駅は品川区ですが細い道を一本渡ると目黒区になります。目黒駅も駅は品川区に立地していますが駅から1分歩くと目黒区に入ります。
地元の人しか知らない話
概ね目黒線が区境を通っているため、目黒線が地上を走っていた時代(2006年に地下化)はなんとなく「線路の向こう側」という認識があったようにも思いますが、地下化され隔てるものが無くなった今はそういった意識も薄れているようにも思います。
とはいえ、目黒区側(目黒本町)は碑文谷八幡宮、品川区側は三谷・小山八幡神社と戸越八幡神社のエリアに分かれており、お祭りは別々に開催されています。碑文谷八幡宮と三谷八幡神社・小山八幡神社は1週間違いで秋にお祭りが開催され賑わいます。
武蔵小山周辺では品川区から目黒区へ、逆に目黒区から品川区側へ引っ越す人もいます。