旅行や帰省、出張などで空港を利用する際、武蔵小山在住の人が利用する機会が多いのが「羽田空港」と「成田空港」の2空港です。これらの主要空港までの便利でお得なアクセス方法を紹介します。
武蔵小山から羽田空港への行き方
武蔵小山から羽田空港までは直線距離にしてわずか10.4Km。では空港へのアクセスはというと、真っ直ぐ行けるルートが無いので意外と厄介です。というわけで武蔵小山から羽田空港へのアクセスを紹介します。
空港リムジンバス(直通)
乗り換え0回 45分 900円
2023年3月から運行が開始しました。武蔵小山駅から羽田空港まで直通で行くことが出来るリムジンバスです。京急バスと東急バスが運行しています。
乗り換え無しで行くことができ、タクシーと比較しても大幅に安い一方、運行本数が非常に少ないです。
関連記事:東急バスが武蔵小山駅-羽田空港リムジンバスの開設発表
目黒・品川乗り換え 京急利用
乗り換え2回 40分 634円
おそらく最も多くの武蔵小山住民が利用するアクセス方法だと思います。路線検索などでも一番上に出てくることが多く、運賃や到着時刻の面で「最も合理的」な経路です。
ただし、問題点もいくつかあります。
まず一つ目は目黒での乗り換え。目黒駅での東急・JRの乗り換え口にはエレベーターがありません。大きな荷物を持っている時に不便です。エレベーターを利用するには、通常乗り換えに利用する改札ではなく、みどりの窓口などがある改札まで遠回りする必要があります。
二つ目の問題は山手線の混雑です。目黒~品川は山手線内でも混雑の激しい区間であるため、通勤時間帯は激しく混雑します。特に夜の品川→目黒はすし詰め状態になることも多いので、大きな荷物を持っていると乗車をためらってしまいます。
三田乗り換え 浅草線経由
乗り換え1~2回 41分 723円
目黒線と直通運転をしている都営三田線で三田駅まで行き、そこから京急線と直通運転している都営浅草線に乗り換えるというルートです。
所要時間は品川乗り換えの京急線と比べると若干長くなり、運賃も少々高いですが乗換回数が減ります(三田線直通電車が来れば乗り換え1回)
デメリットとしては、三田駅での乗り換えの最短ルート上にエレベーターが無い点が挙げられます。幸い、それほど混む駅ではないので人が途切れるのを待てばスーツケースを持ってエスカレーター(短いのを2台)に乗ることは難しくありませんが、やや不便です。
タクシー
乗り換え0回 40~1時間 5000円~
最も快適なアクセス方法です。
デメリットとしては、やはりその価格の高さが挙げられます。NAVITIMEで検索すると、料金目安(武蔵小山駅から羽田空港第一まで)は4970円。運賃が割増になる深夜帯は6000円を越えます。3人で乗車しても一人あたり1656円と、鉄道利用の2倍以上になります。
また、途中経路での渋滞も心配です。特に出発時は時間に余裕を持って利用してください。
その他
他にも、「蒲田経由・京急線利用」や「大井町からバス」といったアクセス方法もありますが、所要時間が1時間を越えてきたり、乗換回数が多くなるのでおすすめしません。
将来的には・・
2028年度の開通を目標に建設が進むJRの羽田アクセス線が開通することで、大崎もしくは大井町から羽田空港までの鉄道ルートが加わります。
詳細はまだ公表されていませんが、現在の最速ルートである品川経由の京急ルートよりも15分以上は短縮され、羽田空港までの所要時間は30分少々になるかもしれません。
関連記事:こう変わる!武蔵小山周辺の交通事情の「未来予想図」
武蔵小山から成田空港への行き方
続いて、国際線メインの成田空港への行き方を紹介します。遠方にあり経路も色々と選択肢がありますが、主要なものやおすすめのものを紹介します。
大崎or有楽町からバス
乗り換え2回~ 1時間半~ 1247円~
私のおすすめのアクセス方法です。
有楽町(銀座)、もしくは大崎駅から成田空港まで「1000円」で利用できる直行バスがあります。武蔵小山からの利用であれば、大崎までタクシーで行き、大崎からバスを利用すると快適です。大崎までのタクシー運賃の目安は1290円なので、バス代とあわせてもスカイライナーより安上がりです。
格安なのでリムジンバスよりも座席が若干狭く、シートも硬いですが鉄道よりも楽かなあと思います。荷物はちゃんとトランクで預かってもらえます。また、トイレ付きの車両もあるので安心です。
・関連リンク
ウィラー 成田シャトル(大崎発着)
京成 東京シャトル(東京駅、有楽町駅発着)
THEアクセス成田(同上)
日暮里経由 京成スカイライナー
乗り換え2回~ 1時間半~ 2848円~
目黒と日暮里で乗り換え、京成スカイライナーを利用して成田空港まで行くルートです。武蔵小山~成田空港の路線検索をすると、この行き方が表示されることが多いようです。
目黒での乗り換え時に最短ルート上にエレベーターが無い、山手線が混雑するなどの問題もあります。目黒線から三田線直通で日比谷まで行き、有楽町まで歩いて山手線あるいは京浜東北線に乗り換えて日暮里まで行くというルートもあるので、こちらがおすすめです(所要時間は10分ほど長くなる)
成田エクスプレス
乗り換え2回~ 1時間40分~ 3357円~
意外と所要時間が長く、料金も高いのでおすすめはしません。成田エクスプレスは品川もしくは東京駅などから乗車できますが、本数が少ないためそれで所要時間が長くなりがちです。ただ、車内が快適なので乗車中は優雅な時間を楽しめます。
タクシー
乗り換え0回 70分~ 22000円~
下手すると航空運賃より高くなってしまいますが、最も快適なアクセス手段です。成田空港と都区内は「定額運賃」を導入しているタクシー会社もあり、例えば日本交通では品川区・目黒区内~成田空港は22000円となっています(深夜26000円) 通常の料金だと3万円程度になります。
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