武蔵小山で生まれ育ち、今も武蔵小山で暮らしている私がぜひおすすめしたい武蔵小山の観光の「見どころ」を紹介します。ここにしかない体験をぜひ楽しんでください。
武蔵小山の観光の「見どころ」
まずは、ぜひ見ていただきたい場所を紹介します。
パルム商店街の賑わい
武蔵小山といえば商店街の街というイメージがあるかもしれません。パルム商店街は全長800mのアーケード商店街で、約250の店舗が軒を連ねています。
休日はもちろん、平日でも賑わいがあり、歩くだけでも楽しいと思います。火曜日を定休日としているお店が多いのでご注意を。飲食店以外は20時までに閉まる店が多いです。朝はだいたい11時から。11~19時の間に来るのがおすすめです。
武蔵小山駅を東口から出て、左方向に真っ直ぐ行くのがおすすめ。パルム商店街を真っ直ぐ行った先には戸越銀座商店街があるので、東京を代表する2つの商店街を楽しむことが出来ます。武蔵小山駅から戸越銀座商店街の中ほどに位置する戸越銀座駅(東急池上線)までは徒歩15分、更にその先の戸越駅(都営浅草線)までは20分と、歩くのにちょうどいい距離です。※パルムと戸越銀座商店街の間は途中、3分ほど歩きます。
パルム商店街の周辺にも、武蔵小山一番通り商店街など店舗が集まるエリアがいくつかあります。
緑あふれる広大な林試の森公園
武蔵小山駅から路地裏のような道を通って徒歩6分ほど歩くと、そこには12ha(東京ドーム2.5個分)の広大な森林公園があります。
木々が生い茂り、春には新緑が、秋には紅葉がきれいです。緑に囲まれた公園なので歩くだけでも良い気分転換になりますし、お弁当などを持ち込んで食べるのもおすすめです(園内に売店は無し、自販機のみ設置→園内売店は数年後に設置計画あり)
入場は無料。24時間開いていますが、日が暮れると真っ暗になります。武蔵小山駅からは「水車門」(GoogleMap)を目標にして行くのがおすすめ。
子連れで遊びに来るのもおすすめですし、カップルや1人でゆっくりコーヒーを飲んだり散策するのもおすすめ(記事後半でカフェも紹介します) 子供用の遊具は2か所に設置されています。また、夏季は子供用の「じゃぶじゃぶ池」もオープンします(無料)
園内のトイレは公園としては比較的きれいで利用しやすいです。
銭湯なのに天然温泉 清水湯
500円で入れる銭湯なのに、天然温泉のお風呂に浸かることが出来ます。泉質が良いと評判で、特に土日の夜はとても混んでいます。雑誌などでも度々紹介されており、西日本など遠方のナンバーの車が止まっているところもよく見かけます。
武蔵小山駅からは徒歩5分少々(GoogleMap) 月曜定休日。駐車場はありますが、夜は近隣のコインパーキングも含めて混んでいて入れないことが多いです。
満開になると大迫力 桜並木
武蔵小山周辺には、あまり知られていないけれど迫力のある桜並木がいくつかあります。
駅から最も近いのは「かむろ坂」の桜並木で、約800mにわたり桜のトンネルが続きます。毎年ライトアップも行っているので、夜も幻想的です。武蔵小山駅からは徒歩7分ほど、「小山台一丁目」(Googlemap)の交差点からスタートするのがおすすめです。
坂をずっと下っていくと隣駅の不動前駅まで行けます(坂の終盤、牛丼の「松屋」のある信号を曲がると不動前駅)
また、隣駅の西小山駅(武蔵小山駅から徒歩10分)にある立会道路の桜並木もおすすめです。碑文谷八幡宮から旗の台の昭和大学病院まで約2Kmの桜並木です。電車で移動する場合は、西小山駅から降りて旗の台駅(東急大井町線・池上線)まで20分ほど歩くのがおすすめ。途中の15分ほどずっと桜並木の下を歩くことが出来ます。
関連記事:武蔵小山徒歩圏内の桜の名所がスゴい!
武蔵小山の名物グルメ
武蔵小山に来たらぜひ食べてほしい、名物グルメを紹介します。
鳥勇の焼き鳥
「武蔵小山といえば」というお店です。再開発以前は駅東口の目の前にあり、大量の煙が武蔵小山のシンボルのようになっていました。
持ち帰ることも出来ますが、その場で食べることも出来ます。国産鶏肉を炭火で焼いています。
武蔵小山には3店舗あります。駅から最も近いのは、駅の東口を出て目の前に位置するパークシティ武蔵小山のモール棟1階の店舗。少し分かりづらい場所にあるので、モール内の案内板を見てください(GoogleMap)
また、パルム商店街の中にある本店(GoogleMap)もおすすめ。商店街の中で焼き鳥を立ち食い出来ます。場所はちょうど武蔵小山駅と戸越銀座駅の中間あたり、パルム商店街の終端に位置するので武蔵小山駅からパルムを満喫した最後に食べるといいと思います。
タケヤデザートインの手作りジェラート
パルム商店街の中程にある、学生服屋さんの一角で昔から営業している手作りジェラートのお店。店舗前に置かれたベンチに座って、パルム商店街を眺めながらジェラートを食べることが出来ます。味は季節によって変わるので要チェック。
午後からの営業で、火曜日は定休日。駅から徒歩7分ほど。場所:GoogleMap 公式ブログ
nemo(ネモ)
武蔵小山駅徒歩3分のパン屋さんで、カフェスペースを併設しています。渋谷ヒカリエの地下に支店を出していたこともあります。
パンは地元でも評価が高いほか、軽食メニューも充実しており、店内飲食も可能。軽めのランチにもおすすめ。
GoogleMap 水曜日が定休日
セル・オ・ブレのクリームパン
雑誌などでもよく紹介される地元武蔵小山のパン屋さんの、名物商品です。甘すぎないカスタードクリームは絶品。クリームパン以外のパンもおいしいですし、特に「ニューヨークチーズケーキ」は私の大のお気に入り。
イートインやベンチなどはありません。火曜日が定休日。武蔵小山駅からはパルム商店街を通ってマクドナルドの角を曲がってすぐ、駅からは徒歩4分ほど(GoogleMap) 公式サイト
こみねベーカリーのアンパン
武蔵小山で長く続く地元のパン屋さん。武蔵小山に2店舗ありますが、観光で来る場合は本店の方がおすすめ。武蔵小山駅からパルム商店街を真っ直ぐ10分ほど行った、商店街の終わり付近にあります(Googlemap) すぐ近くには上で紹介した「鳥勇」の本店もあります。
昭和感あふれるパンのラインナップは「武蔵小山らしい」と感じますが、とりわけこちらはアンパンが名物となっています。様々な味のアンパンがあり、チャレンジングなフレーバーは時には外れることもありますが、外れたくない場合はベーシックなこしあん・つぶあんがおすすめ。
「ピスタチオ」あんぱんはおいしかったです。
武蔵小山のカフェ
武蔵小山では、この10年ほどでおしゃれなカフェが急増しています。チェーン店(スタバ、ドトール、上島珈琲店、コメダ珈琲、サンマルクカフェ)もそろっていますが、ぜひ武蔵小山にしかないお店も見てみてください。コーヒーとおやつを買って、林試の森公園で食べるのもおすすめです。
アマメリアエスプレッソ
武蔵小山で2010年に創業、雑誌などでも度々取り上げられているコーヒー屋さんです。武蔵小山では最も評価の高いコーヒー屋さんと言ってもよいでしょう。
席数は多くはありませんが、店内には椅子とテーブルもあります。土日は混んでいることが多いです。豆やドリップコーヒーも買えるので、お土産にもおすすめ。
アメリカーノのダブルと、エアロプレスコーヒーが本当においしいのでぜひ飲んでみてください。「バナナケーキ」などのスイーツもおいしいです(持ち帰りも可能)
王様といちご
武蔵小山名物の喫茶店。雑誌やテレビでもよく取り上げられています。
広々とした席でゆっくり出来ます。昭和から続く店内はレトロな感じで、雰囲気だけでも楽しいです。ケーキメニューが充実しているので、ケーキと一緒に注文するのがおすすめ。
「キングパフェ」と呼ばれる巨大なパフェが名物のお店です。キングパフェは5人で食べてもたべきれないほど大きなパフェです。小さいサイズのパフェでもボリュームが多いので2人で分けて食べるのもおすすめ。
武蔵小山駅から徒歩3分ほど、パルム商店街の中にあります。GoogleMap 食べログ
武蔵小山のイベント
武蔵小山では大小様々なイベントも開催されています。ぜひ見に来てほしいものを紹介します。
小山両社祭
地元にある2つの神社のお祭りで、毎年9月の最初の土日に開催されています。
2日目、日曜日の夕方(17時頃)には武蔵小山駅のロータリーからお神輿が7基出発し、西小山駅まで練り歩きます。毎年とても賑わうイベントです。
武蔵小山駅から徒歩6分の三谷八幡神社(さんやはちまんじんじゃ GoogleMap)と、西小山駅から徒歩7分の小山八幡神社(GoogleMap)には多数の露店も出て、毎年とても賑わいます。ゆっくり楽しみたいなら小山八幡神社、賑わいを感じたいなら三谷八幡神社がおすすめ。両神社は歩くと10分ほどの距離です。
ムサコたけのこ祭り
毎年4月に、武蔵小山駅前ロータリーで開催されているお祭り。地元生まれの笠原将弘シェフがつくる「たけのこ汁」が無料でふるまわれます。2019年は先着3000人で、大行列でした。
なお、武蔵小山周辺はかつて筍の産地だったため、たけのこを街のシンボルとしています。地元のゆるきゃら「たけ丸」も筍です。
武蔵小山への交通アクセス
東急目黒線武蔵小山駅
目黒駅から各駅で2駅、急行で1駅です。目黒線は都営三田線や東京メトロ南北線と直通運転をしており、都心方面からのアクセスも良好です。相鉄線との相互乗り入れも始まり、海老名や新横浜からも乗換なしでアクセスできるようになりました。
隣駅の西小山駅からは歩いて10分ほどの距離です。
東急池上線戸越銀座駅
五反田と蒲田を結ぶ東急池上線の戸越銀座駅も、武蔵小山エリアへの最寄り駅として利用できます。戸越銀座駅から武蔵小山駅までは戸越銀座商店街・パルム商店街を通って約15分ほど。戸越銀座駅から徒歩6分ほど歩くと武蔵小山のパルム商店街の入口に着きます。
自転車
自転車でのアクセスもおすすめです。パルム商店街内は自転車を停めづらいので、周辺の有料駐輪場(2時間程度までは無料)を利用するのがおすすめ。駅前の2棟のタワーマンションの1階などに時間貸しの駐輪場があります。
関連記事:武蔵小山周辺の時間貸し駐輪場の一覧
車
首都高目黒線の荏原インターからは5~10分。
周辺には多数のコインパーキングがあるほか、パルム商店街の立体駐車場は130台と規模が大きいです。駐車サービス対象のお店で買い物をすれば駐車料金が割引になります。中原街道・大井町方面から来る場合は、武蔵小山駅ロータリーでUターンして来ると入りやすいです。
コロナ禍以前は週末は入庫待ちで並ぶこともありましたが、2024年現在は入庫待ちはほぼ見られません。
場所: 品川区小山3-23-13 公式サイト
豆知識
武蔵小山を楽しむ上で知っておくと便利な豆知識を紹介します。
メインのパルム商店街のお店は火曜定休のお店が多いです。営業時間はだいたい11~20時なので、朝10時や21時に来ても多くのお店はシャッターが閉まっています。また、パルム商店街の周辺のお店は月曜定休が多いです。
なので武蔵小山をフルに楽しむのであれば、水~日曜の11~20時がおすすめです。平日は空いているお店が多いので、特に平日がおすすめです。