地上を走っていた頃の目黒線
地上を走っていた頃の目黒線

武蔵小山の交通の便を支える東急目黒線。2006年に地下化されるなど過去にも大きな変化を遂げていますが、今後も様々なイベントが目白押しです。目黒線の今後をまとめます。

目黒線の今後の予定

相鉄線との相互直通運転

「2022年度下期」を目処に、相鉄線との相互直通運転を開始します。

相鉄線の西谷駅から新横浜をとおり、日吉から目黒線と東横線に乗り入れる計画です。朝ラッシュ時には毎時10本が目黒線への相互直通となる見通しが示されています(東横線方面は毎時4本)

武蔵小山方面からは二回の乗り換えが必要となる新横浜へのアクセスが改善するメリットがあります。現状でも品川ではなく新横浜経由で東海道新幹線に乗った方が所要時間が短くなるケースが少なくないため、開通後は新横浜から乗るルートがより早く、便利になりそうです

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相鉄は2019年11月30日からJRとの相互直通運転も開始し、武蔵小杉・大崎などを通り新宿方面を結ぶルートも新たに生まれます。

6→8両編成に

現在6両編成で運用されている目黒線ですが、今後8両編成となります。

既に目黒線内各駅は8両編成に対応する工事が進められています。2006年に地下化した武蔵小山や西小山などは建設当初から8両の長さに対応したホームとなっています。

都営三田線も8両編成になる

東京都交通局は2018年に、2022年度を目処に都営三田線を8両編成にすると表明。また東京メトロも2019年に、2022年度の南北線の8両化を表明しました。東急についても2022年度上期から順次8両化を開始し、直通運転を開始する下期までに完了させると表明しています。

8両になることで、現在とダイヤが同じ場合でも輸送力が13%増加(朝ラッシュ時、不動前→目黒)すると東急が説明しており、混雑の緩和が期待されます。

新型車両の導入

2019年秋に、東急が新型車両「3020系」を目黒線に導入します。既に大井町線で運行が始まっている6020系や、田園都市線の2020系と同系列の車両です。

また、相互直通運転する相鉄側でも新型車両の20000系の投入を進めており、将来的には目黒線内で目にすることになりそうです。