武蔵小山の魅力とは一体何なのか。武蔵小山で生まれ育った私が感じる、この街の魅力を紹介します。
便利
お店が充実している
武蔵小山周辺には生活に必要な様々なお店が密集しています。
武蔵小山駅徒歩10分圏内を見回すと、スーパーだけで5店舗、ドラッグストアは8店舗あります。「一個あれば充分」という声もありますが、お店によって品揃えなども異なるので、同じ業態の店を使い分けることが出来るのは便利です。
また、街がコンパクトなので移動も楽ちんです。
交通アクセスが良い
東急目黒線は都営地下鉄三田線と東京メトロ南北線に乗り入れており、武蔵小山から都心へのアクセスは良好。また、目黒まで3分で出られるので、山手線への乗り換えもスムーズです。渋谷や品川まで10分掛かりません。
車で移動する場合も、すぐ近くに首都高目黒線の荏原インターや山手トンネルの五反田出入口があり便利です。山手トンネルが出来たおかげで中央道方面に出かける機会も増えました。近い将来、大井町方面や環七方面に道路(都道)が繋がる計画もあります。
大井町方面への道路の開通にあわせて、バス路線の開設に向けた動きもありますし、数年後には目黒線が相鉄線との相互乗り入れを開始するなど、今後もその利便性はますます高まっていくでしょう。
快適
気取らず暮らせる
武蔵小山は今も下町風情が残る街。道行く人に気取った感じは無く、見栄をはらずに等身大の自分で居られるので居心地が良いです。
平日はスーツを着て都心でバリバリ働いている企業戦士も、土日は昼間から道端で缶ビール片手に焼き鳥を頬張れるのがこの街の良さです。実際、土日には親子連れが「鳥勇」で焼き鳥を食べている光景をよく見かけます。
大きな公園がある
武蔵小山の近くにある「林試の森公園」は明治時代に林業試験場として設けられ、1989年に公園として開放されました。
12haという広大な敷地の中には大きな木々が生い茂っており、季節によって異なる表情を見せてくれます。春の桜や新緑、夏の濃い緑、秋の紅葉など季節の移ろいを感じることが出来ます。運動不足解消にジョギングやランニングをするにも良い場所です。
治安が良い
武蔵小山周辺は東京23区の中でも治安の良い地域と言えます。
警視庁が発表している警察署別の刑法犯認知件数(平成28年)を見ると、武蔵小山周辺を管轄する荏原・碑文谷警察署の管内は犯罪発生件数が少ないことが分かります。
実際に暮らしていると、治安は良いと感じます。駅周辺の古い飲み屋街も再開発で無くなったので、今後更に治安が良くなっていくと思います。
災害に強い
武蔵小山は武蔵野台地の安定した地盤の上にある街です。駅周辺の標高も30m以上あり、窪地ではないので水害のリスクも皆無と言っていいでしょう(西小山の立会川、不動前の目黒川周辺は過去には氾濫していたが、治水設備のおかげでこの30年以上は平和)
唯一の欠点は住宅密集地であるが故、地震の際には火災へのリスクが懸念されています。再開発や不燃化工事などの対策が急がれます。
生活圏内に坂がほぼ無い
武蔵小山駅を最寄り駅とするエリア内は、ほぼ真っ平ら。生活圏内には坂と言えるような傾斜がほとんどありません(少し離れると「かむろ坂」などがありますが)
ベビーカーでも移動が楽ですし、高齢者にもやさしい街です。
楽しい
活気あふれる商店街
パルム商店街はいつでも多くの人が行き交い、アーケードの照明やお店の明かりなども相まって活気にあふれています。特に用事が無くてもパルムを歩くと、なんとなく楽しい気分になれます。
住宅ばかりの街、オフィスばかりの街だと時間帯や曜日によっては人通りが絶えることもありますが、武蔵小山は一日中活気があります。
ここにしか無い魅力的なお店
「パルムはチェーン店ばかりになった」という批判も多いですが、ぜひ商店街の外にも目を向けてみてください。そこには昔ながらの歴史あるお店や、こだわりのあるおしゃれなカフェや洋菓子店も数多く点在しています。
特に最近はおしゃれなカフェが急増しており、毎週末カフェめぐりをしても飽きません。
盛り上がるお祭り
武蔵小山周辺では毎年9月にお祭りが開催されています。神社の屋台も風情があって良いですが、特に盛り上がるのが御神輿です。武蔵小山駅前のロータリーから一斉に神輿が出発する光景は壮観。毎年多くの参加者と見物客が集まります。
また、最近は各町会などで夏祭りや縁日を開催するところが増えており、良心的な値段で露店めぐりを楽しむこともできます。
街に変化がある
私は学生時代4年間と社会人になってからの2年間を別の街で過ごしましたが、武蔵小山の街は帰ってくる度に何かしらの変化があり、「次は何が変わっているのだろう」とその変化をいつも楽しみにしていました。
「古い街」としての風情や趣も残しつつ、新陳代謝を続けています。